上高地で泊まるなら

初日はゆっくり散策・ハイキングを楽しむとして、せっかく上高地に泊まるんですもの!人とは違う絶景と感動を味わえる名所へ出かけて思い出深い上高地旅行にしてみませんか♪

上高地からの焼岳登山

所要標準:8時間(田代橋基点 歩行:7時間・往復約8km・標高差945m)

上高地側からなら焼岳もハイキングの延長感覚で

大正池畔に聳え立つ、頂から微かに白い煙をたなびかせる活火山“焼岳”登山は、コース途中に足がすくむ“ハシゴ場”や“鎖場”、山頂直下の岩場を急登など本格登山の雰囲気♪
間近で大きな音と噴煙を上げる火口の迫力、焼岳北峰頂からは、ぐるりと見通せるアルプスの山々、眼下に望む上高地…。

体力的には小6男子程度あれば大丈夫。登山に不要な荷物はお宿で預かってもらい、身軽に楽しんでください~

以下、画像や情報はあえて最小限、雰囲気だけ伝わるようにしました。行ってからのお楽しみwww

地図©ヤマレコ

西穂高岳登山口から

田代橋すぐの登山口から最初の梯子場までのおよそ1時間は湿原あり渡渉あり、樹林帯を歩くネイチャーハイク♪

足がすくむ“ハシゴ場”

最初のハシゴ場から補給ポイントの焼岳小屋まで1.5時間はハシゴ場・鎖場が連続。(実は帰りの方が怖いww)

焼岳小屋

飲食物の補給と休憩が出来るのはもちろん、万が一のことを考えると道中の山小屋は心強い♪頂上まであと1時間

爽快ハイキング感覚♪

視界が開ける爽快ハイキング感覚♪足元に多少の注意が必要、急な登りなど苦労は続きますけどあと少しww

活火山・焼岳

硫黄臭がキツくなる、大きな音と煙を噴き出す溶岩ドームは大迫力!ここまて来たら頂上は目前!

大パノラマ♪

足元には梓川と上高地が良く見え、運よく晴天なら大パノラマ♪言葉では語り尽くせない感動がまっています。

上高地からの焼岳登山♪:ビギナーは6~10月の好天日限定・二人以上で

10mはある下りは垂直に見て足もすくむハシゴ場©PALOMON

西穂高岳登山口(門)のポストに登山届を提出した後、コース自体は詳しく調べる必要もない一本道。分岐にはしっかり道標、コース中に危険箇所もなく、万が一にも途中の山小屋、開けた場所なら携帯電波もOKなのでハイキング慣れしている方なら何の問題も無く楽しめるでしょう。(ハシゴ場やクサリ場、岩場の歩き方など多少の知識は必要ですが、これも事前に調べておく程度で大丈夫かとww)

気をつけたいのは「天候」と「帰り」について。
天候やコースのコンディションは前日にお宿で確認しましょう。途中で不安な時は焼岳小屋でも相談できます。
帰りは岩場ガレ場で石を落としてしまわないように注意、垂直にも見える下りのハシゴ場を慎重に、など登りほどに時間はかからないものの急いで下ることもできません。下山後の休憩を含めて10時間ほど、バスの出発時間から逆算し、朝早いスタートをおススメします(チェックイン時に言えば、朝食をお弁当にしてくれます)。

徳本峠を訪ね歩く

所要標準:4時間(明神基点 歩行:3.5時間・往復約8km・標高差590m)

明神から2時間のネイチャーハイクで楽しめる♪

かのウェストン卿がここから望む穂高連峰に感涙した地・徳本峠。今も人気のクラシックルートで上高地入りするには歩行8時間、距離22km超とかなりハードですが、上高地から徳本峠を訪れるなら深い木々の中をゆく爽やかなネイチャーハイク。
さらに余裕があるなら写真家達から人気のポイント「ジャンクションピーク」へ行くのもアリ♪

ハイクに不要な荷物はお宿に預けて身軽に楽しんでください~

以下、画像や情報はあえて最小限、雰囲気だけ伝わるようにしました。行ってからのお楽しみwww

徳本口から

明神から徳沢方向へ300m程の徳本峠分岐・徳本口から暫くはゆるやかに登り、木橋で沢を渉ったり♪

沢で水の補給

渡渉する3本の沢の水は飲用可。徳本峠直前まで水場がないので補給して行きましょう。

登りが続く

20分ほど進むとそれなりの登り坂に。徳本峠まで標高差500m程の登りがずっと続き息も上がる…ゆっくり歩いて

徳本峠小屋

振り返ると絶景!がんばって登った分だけ感動もひとしお♪徳本峠小屋では飲み物の販売、軽い食事も可能です。

穂高連峰と明神岳♪

徒歩45秒のてんぼう台から見る北アルプス…ウェストン卿が感涙したという壮大な眺め♪暫く楽しんだら折り返し

時間と元気があれば

霞沢岳方面に登ること30分ほど、ジャンクションピーク(2428m)からは八ヶ岳や南アルプスが見える♪

上高地から徳本峠を訪ね歩く♪:5月中頃~10月(残雪があると高難度)

残雪がない時期ならスニーカーでも行ける位のハイクです。

静かな森を歩くネイチャーハイク。急登というほどでもありませんがそれなりの勾配が続きます。コース中に分岐や危険箇所はありませんし、それなりに人の往来もありますからハイキング慣れしている方なら何の問題もなく楽しめます。
徳本峠からの景観を楽しんだら折り返しです。下りも登りと同程度の時間を要します。

時間とスタミナに余裕があるなら、写真家に人気のポンント「ジャンクションピーク」へ向かうのもよいですね(徳本峠から往復1時間・2km・標高差290m)。

記載は明神基点ですから、河童橋周辺での泊まりだと往復に2時間・6kmほどを加える必要があります。
上高地滞在の2日間の散策・ハイキングコースに組み込む形でも良いと思いますが、日没やバスの出発時間から逆算し、スタートは早めにされることをおススメします(宿泊翌日に行くなら、チェックイン時に言えば朝食をお弁当にしてもらうこともできます)。

荷物を預けて身軽に楽しむ

一般的に焼岳や徳本峠は山を歩いて上高地ヘ入るコース途中で楽しめるポイント。これらのコースは日帰りで歩く、着替えなど多くの荷物を背負って歩くとなるとそれなりの経験と体力がなければ無理…

上高地で泊まり、上高地へ戻る場合に限って「荷物を預けて身軽に」「朝早くから歩き始めることができる」「体調万全」「天候ほか情報を得やすい」などの理由から気楽に楽しむことができるのです。

荒天や日没、怖いと感じたら引き返すなど、くれぐれも無理の無いようお楽しみください。

西穂高・前穂高ほかへはもう少し時間と技術、知識も求められますから経験者同行で。