上高地の季節・天気・天候

上高地の平均標高は1,500m。単純計算でも東京や大阪と比べると気温は10度~15度位低いことになります。

春先や秋口には最低気温が氷点下になる事もあり、5月初旬迄と10月中頃以降は降雪、時には積雪することもあります。梅雨は都市と同じでシトシト雨の日がしっかり続く「梅雨」。夏~秋の天気は一日中雨になる日はあまりありません。

上高地の季節・最高気温・最低気温・気候・天気など

上高地の季節・最高気温・最低気温・気候・天気など

朝の河童橋(7月中頃):冬服~夏服が混在してますw

上高地は周辺に聳える3,000m級の山々に囲まれた平地。山岳というよりも山間というイメージですが標高1,500mにある日本で最も高標高の堆積平野、真夏でも最低気温が10度を切ることもある紛れもない山岳地帯です。

盛夏でも上高地の滞在が早朝や夕刻になる場合は必ず長袖を一枚ご持参下さい。また、天気天候の変化が早いのは山岳地域の常識。雨具を必ず持って行きましょう。

上高地旅行の服装・持ち物なども参考に。

上高地の四季

4・5月:残雪と新緑

4・5月:残雪と新緑

閉ざされていた上高地への入口・釜トンネルが4月中頃に開通、上高地シーズンの幕開けです♪

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まだ春と言うには気温も低く厳しい寒さが残る、山々を覆う雪の白が眩しい季節。GW直前の上高地開山式の頃から木々の芽吹きが次第に新緑へと移り、残雪の白と木々の新緑とのコントラストが美しく、清々しい気候へと移ります。

4・5月:シーズンの幕開け

6・7月:梅雨・初夏

上高地の梅雨は6月初旬から7月中旬過ぎまでのおよそ1ヶ月余り。訪れる人の少ない季節です。

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アルプスの高峰に残る雪渓も次第に小さくなり、一雨毎に木々の緑が深くなる初夏~梅雨。晴れた日中は日差しも強く気温も上がりますが、月の平均気温はようやく20℃を超える程度。もちろん天気は毎日シトシト雨が続く梅雨。静かでお勧めしたい季節です。

6・7月:裏ベストシーズン

7・8月:盛夏の上高地

梓川を流れる碧く冷たい北アルプスの雪解け水に心まで涼しく清らかな気になれる上高地の盛夏

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朝夕と日中の気温差が大きく、朝靄に包まれる神秘的な上高地を経験できる季節。都市との気温差、気候の違いに涼を求める旅行者が日中の河童橋周辺に溢れ、高峰踏破目的のアルピニストの往来も多い上高地が最も賑わう季節

7・8月:最も賑わう盛夏

9・10月:草紅葉・紅葉

気温がグンと下がり始める9月中頃の草紅葉に始まり、北アから次第に紅葉が降りてきます。

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実は上高地と周辺の山々の木々にはもみじのように葉を紅く色付かせる種はあまりなく、上高地は主として黄金色の紅葉が中心です。10月初~中旬にはピークを迎え、日中の気温が10℃を超えない日も次第に増え始めます。

9・10月:黄金に染まる秋

11月15日に閉山

毎年11月15日に上高地は閉山します。閉山祭が営まれる河童橋周辺の景色は既に真冬の様相

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紅葉の残る年、積雪で一面雪景色の年。多少趣きは異なるものの、既に最低気温は零下の日々。サル以外誰も居ない寒く長い冬が4月の開山まで続きます。

晩秋というより冬

冬の上高地

上高地への唯一の入口・釜トンネルが閉鎖施錠されているので入れない、のが普通なのですが…

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徒歩なら通れます^^/
わざわざ上高地から本格冬山登山へ向かう人は皆無。近年流行のスノーシュー(西洋かんじき)を楽しむ人が増えているとか…

冬季は自己責任で…

上高地の“裏”ベストシーズン

快適な雨具を持って出かけましょ♪

お天気が悪い日が続き旅行者が少ない梅雨時期。訪問者が少ない上に雨音が人の気配消してくれ、しっとりと濡れた木々や草葉に包まれるゆったり落ち着いた雨の雰囲気がとても魅力的なので、筆者は「裏ベストシーズン」と勝手に決めています。

お天気は間違いなく雨という逆の意味で安定しているし、合羽を持ってきゃ雨も平気だしwww

ホントのベストシーズンは日本中が一番暑く上高地を最も爽やかに感じられる「7月梅雨明け~8月の盛夏」。観光目的、登山目的で上高地を訪れる人が最も多い時期です。