温泉・お風呂でサッパリして帰りましょ♪

文政年間から標高1,500mの上高地に湧き続ける上高地温泉。
泉質はラジウムを豊富に含んだカルシウム泉で胃腸病・リュウマチ・皮膚病・精神病によく利くそうです。
ともあれ、帰る前にひと風呂浴びてサッパリして帰りませんか?

上高地温泉

大正池畔に聳え立つ活火山・焼岳を熱源とする源泉は江戸時代後期から湯屋という形で利用が始まり、上高地内では現在、湯屋の跡地に建つ2軒のホテルだけがこの天然温泉・上高地温泉を引湯しています。

時折噴煙を吐く活火山、上高地温泉の熱源・焼岳

泉質は単純硫化水素泉(単純泉)で無臭・無色透明、弱アルカリ性の柔らかい湯。濁り湯好きには物足りないかもしれませんが、万人受けするツルっとした肌触りで刺激や臭いの無い湯。
胃腸病・皮膚病・精神病・疲労回復・運動機能障害など温泉としての効能が一般的で平凡なのも単純泉の特徴です。

2軒のホテルで合わせて5ツの源泉がありますが、いずれの源泉も45度前後であるため加水や加温の必要が無く、湧き出した源泉そのままを掛け流ししています。

W・ウェストン卿、芥川龍之介をはじめ若山牧水、斎藤茂吉、高村光太郎ら文人墨客にも愛された天然上高地温泉をぜひお楽しみください。

上高地温泉ホテル「暁の湯」「梓の湯」

画像:上高地温泉ホテルの内湯

先述の湯屋が前身である上高地温泉ホテルでは「暁の湯」「梓の湯」(男女入替制)のいずれも木々に囲まれた開放感のある露天風呂と内湯、泉質の異なる樽風呂を日帰り湯として楽しめます。

利用可能時間
:07:00~09:00・12:30~15:00
料金(税込)
:大人800円/小学生以下400円
(記載は2016/04現在 タオル200円)
立地・場所
:上高地梓川右岸・河童橋徒歩20分
詳細
上高地温泉ホテル

上高地ルミエスタホテル

画像:上高地ルミエスタホテル浴場

2014年に上高地ルミエスタホテルとしてリニューアルした旧清水屋ホテル。2012年にリニューアルした浴場・入浴施設は広々とした内湯と爽涼の風を感じながら入る露天風呂、ゆっくりと過ごせるスパリビングが自慢。

利用可能時間
:11:00~13:00
料金(税込)
:大人2,100円/小学生以下1,050円
(記載は2016/04現在 本日のランチ付3,800円)
立地・場所
:上高地梓川右岸・河童橋徒歩20分
詳細
上高地ルミエスタホテル

もちろん上記のホテルへ宿泊してゆっくり上高地温泉を堪能するのも良いですね

いずれも料金・営業など2016年04月調べ、時間経過などの理由で変動することが考えられます。ご利用の際はご自身でご確認ください。

上高地温泉って言われてもあまり聞き慣れない…「僅か2軒の宿しか引湯していない」「温泉・湯として特徴に乏しい」「温泉を主目的に上高地を訪れる旅行者はいない」からなんででしょうね。鄙びた秘湯の雰囲気もなく、逆に大規模温浴施設でもなく…

着替えと汗を流して帰るための入浴が温泉だったらいいな~♪程度にお楽しみください。温泉に比重をおくなら、平湯温泉や白骨温泉を上手に組み合わせることを考えたほうが良いかもね…