上高地旅行の持ち物・装備(飲物・食べ物)

林間の木道を歩き、水に触れ、自然を深く堪能するためにはそれなりの装備・持ち物を用意した方がより快適なのは間違いありません♪
歩行路・道標が整っていて遭難の危険は皆無。清流の流れる上高地では山岳地・山歩きの常識「行動食」や「水」は持ち歩かなくても良い、かも…

山の常識「行動食」と「水」

遭難など有事の非常食、雨に濡れた時など衰弱を抑える、消耗する体力を補うなどの理由から、ある程度カロリーが高く非常食の意味合いの強い「行動食」をザックに忍ばせる。
途中での補給を含め1日2リットル必要な水分として、調理はもちろん傷口や手を洗える「水」を携行する。
そんな山の常識的な考え方は上高地では必要ありません。が…

最小限の飲料・飲み物とおやつを持って歩きましょ

上高地なら次に補給(購入)できる場所まで長くとも1時間程です。迷う心配も無いので行動食や水は携行不要とも言えます。

渡渉する沢はもちろん、側を流れる梓川の水も汚れやキズを洗うのには十分、支流の川なら飲んでも問題ありません。(後述)

山を歩くには普段使わない筋肉を使うなど、自身が気づかないうちに思いのほか体力を消耗します。アメやチョコレートなど多少カロリー高目なおやつを小まめに補給、乾きを潤す水分としてペットボトル1本を携行する。僅かな持ち物で最後まで体力の低下を抑えることができますから是非携行してください♪

支流の水は飲んでも大丈夫

上高地を流れる清らかな水。極めて透明で極めて冷たい水を「飲んでみたい」と思う方も多いはず^^)

梓川が濁っても湧水流れる清水川は濁らない

実際、河童橋周辺の施設では梓川支流の清水川から飲料水を取水しています。河童橋~明神間で出会ういくつもの沢や支流に流れる水はいずれも「湧き水」。汚染される要素の無いごく短い川として流れているのですから極めて清冽。口にしてもまず問題ないどころか、とても美味しい水です。

経験上「ガブ飲みOK♪」でも、決してお勧めしません。短いと言えど川水です。飲用に適した水質検査をした訳でもありません。飲みたい方は自己責任でどうぞ~

川の水は飲めないが山の常識。流れの上流でどんな汚染があるか知れないから。(梓川本流の水は口にしてはいけません。念の為)

上高地の“おいしい水”

川水を汲んで飲むのには抵抗がある方も多いでしょう。また「この川は大丈夫か…」なんてキノコ狩りのように疑心暗鬼な方もいるかも…

先述のように取水した水を上水道として使用していますので蛇口からは“おいしい水”が出てきますので冒険せずとも大丈夫

バスターミナル屋外にある水場、河童橋の左岸側正面の五千尺ホテル脇の水場などで蛇口から上高地のおいしい水を手軽に汲むことができます~♪

上高地への到着が早朝なら

早朝の大正池畔で朝食は如何

夜行の高速バス・さわやか信州号や上高地シャトルの始発で朝靄の上高地を楽しむつもりなら、朝食に困るかも知れません。到着は5~6時、朝から営業しているバスターミナル内の松本市営「上高地食堂」でも開店は06:00ですから…

食堂の開店を待ったり、それに合わせてコースを取るのも…パンとお好きな飲物を道中で調達して行けば、朝もや煙る大正池のほとりで朝食♪なんてことも可能ですよ~

缶飲料は×。何故って上高地にはゴミ箱がありませんから。