徒然日誌(時々更新)

思いつくまま気の向くまま。上高地に関わる様々なことを徒然に♪

蛇口から天然のミネラルウォーター

上高地のホテルや飲食店での食事の際に出されるお水、料理に使われる水、お風呂に注がれる水、極端に言えばトイレで流される水も、上高地の蛇口から出る水道水は清冽な湧き水の流れる「清水川」から取水された天然のミネラルウォーターなんです!

梓川支流・霞沢岳水系の清水川

河童橋から徒歩5分ほどの場所に流れる全長僅か300m程の短く小さな川・清水川。大正池前に聳え立つ焼岳の対面、霞沢岳・六百山からの伏流水が昏々と、真夏の渇水期にも涸れることなく湧き出る清水を取水、上水道として小梨平~大正池の各施設へ配管により供給されています。

きれいな水にしか生えないバイカモが川底で揺れる

清水橋から水底に揺れるバイカモを眺めているだけでも清々しい気持ちになれるのは、一年中8度前後と冷たく、極めて澄んだ水だからなんでしょうね。

空のペットボトル・水筒を持って行きましょ♪

上高地らしい雰囲気を感じられる梓川右岸自然探勝道

上高地へ行ったことのある方でも知らない人が多い「上高地のおいしい水」。名水100選など特別な評価はありませんが柔らかく飲みやすい♪せっかくですもの、ササッと詰めて持ち歩き、喉の乾きを上高地の天然水で潤してください~(山屋さん達は皆当然のように詰めてます)

上高地バスターミナルの水場

五千尺ホテル前の水場

小梨平キャンプ場の水場など他にも水を汲める場所はあるのですが「誰でも遠慮なく」なのかどうかが定かでないので…

上高地に流れる水は全て飲めます!

山では上流に何があるのかわからない「川の水は飲めない」が常識ですが、上高地の中の人(ホテルの爺さんとか)は全員が「飲めるよ」って言い切ります。清水川以外に大きな支流は無く(他は増水時だけ)、湧き水の流れる沢は短く汚染の心配も無い。たまたま沢で息絶えた動物がいたり糞をしたら話も別ですが、そんな大型動物は見かけることが珍しいくらいほとんど存在せず。

自身、河童橋~明神~徳沢間に流れる沢水をいつもガブ飲みしますが問題の起こったことはありません。ただ、川の水を飲むことに抵抗がある、または不安なら、蛇口から出る水の方がイイかも知れませんね

上高地の中の人たちは「田代橋より上流なら梓川の水だって飲める!飲まないけどナ~」とも。水質的には真夏以外はガブ飲みしなけりゃ問題ない(真夏も沸かせば全くOK)そうですが、ずっと上流は山岳地帯だし、明神より奥には下水道がないし…。気分的にも飲まない方がよろしかろww

例えば帝国ホテルでは浴室の排水を再生し、従業員のトイレに流すなんて努力をしています。山では水は貴重なものであることを忘れずに。